大抵のものはお金で手に入ります。性能がわかって(本当に?)、機能的で(あなたにとって?)、幸せにしてくれます(お金を払ったのだから?)。
でも、「住まいづくりではみなさんそれぞれにそれぞれの正解があるのでは?」というのが僕たちのスタートラインです。敷地の数だけ、建主さんの思いの数だけ、条件の数だけそれぞれの「回答=住まいづくり」があって欲しいと思います。住まいづくりは、車や冷蔵庫、洗濯機やスーツを買うようにはいきません。自分にあわないからといって簡単に転売することはできませんし、冷蔵庫や洗濯機のように簡単に買い換えを検討するわけにもいきません。ましてやあきたからといって捨てることなどできません。自分が歳を取っていくようにいくように、齢を重ねることができる住まいが必要なのです。それはできればカッコイイ方がよいのでしょうが、それよりもあなたが納得がいっていることがまず大切で(だいたい、カッコヨサというのは数年でトレンドが変わっていく物……)。ですから必要なことは、少しでも自分らしさを大切にし、それを実現することに力を貸してくれすパートナー探しです。でもその時にすでに「だいたいこんな感じだから」というように答えがいくつか用意されていたらどうでしょう。一生の問題である住宅に「平均的に言ってこの程度だろう」ということで開発された隣の誰かとなぜか同じような選択肢から家づくりをしなくてはいけなかったら、あなたは本当にあなたの夢を叶えたことになりますか? インチキをせず、きっちりと生きてきたあなたにふさわしい、あなたらしい住宅はパートナーであるプロとあなたで作り上げればよいのです。だから、例えば平均より予算がすくないからといって、自分らしさを犠牲にすることはありません。必ず夢は叶います。叶えたいと望む人には思いもよらない素晴らしいゴールがまっています。誰かの決めた夢ではなく、あなたの夢をあなたが実現するのが家づくりの基本です。

写真は僕たちの設計した「佐久平の家/A邸」の工事中の写真です。骨組みができあがり、内装の工事がはじまってくると図面に書かれていたような形や空間が日増しに現れてきます。高揚感も増し、現場を訪れる度に完成を夢見てワクワクするものです。


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